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リンドウ(竜胆)はリンドウ科の多年草。原産地はアフリカ以外の亜熱帯から熱帯。花の咲く季節は9〜11月ごろ。花の色は、ピンク、紫、青紫、白。和名は竜胆。
リンドウという花の由来は漢名の「竜胆」の音読み「リュウタン」が「リンドウ」となったのが由来と言われています。
「竜胆」は、この草の根が胆汁のように苦く、その苦みが特別強いために、最上級を現す「竜」の字を冠して名付けられたという説が強いとのことです。その苦い根は、健胃・消炎・鎮静の薬として漢方薬の調合としてよく用いられているそうです。
別名には「ササリンドウ(笹竜胆)」古くは「エヤミグサ(疫病草・瘧草)」とも呼ばれています。英名だと「Gentian(ゲンチアナ)」になります。
日本のリンドウの薬効には伝説が残されているそうです。修験道の開祖である、役小角(えんのおづぬ)が日光の奥山でリンドウの根の薬効を発見したというものです。
あるとき、役小角が山道を歩いていると、雪の中から掘り起こしたリンドウを舐めている一匹のウサギに出会います。ウサギは、「主人が病気なのでリンドウを探しにきた」と応えると走り去ったそうです。
役小角が試しに病院に飲ませてみると、優れた効き目がみられたようです。そしてウサギは二荒(ふたら)神のお告げに違いないと悟ったとのことです。それ以降、日光の霊草になったということだそうです。
リンドウの「勝利」という花言葉は病気に勝つことができる霊草であることから産まれたものだそうです。また、上を向いて咲くので、健康への「勝利」を確信する印象があるのではないかと言われているそうです。